白い雨

作詞作曲 有田武生 SORA MUSIC.1979

静かに降り続ける白い雨の中で
過去が昔もなく崩れ落ちた
ゆらりと巨大な草が空までそぴえ
俺は足をすくわれ、風に身をまかせ
吐く息に虹の都をみつけた

うなる心臓の鼓動に合わせ
シャツがほてった皮庸とこすれあう
ふらりと空を夢が流れ
俺は体を忘れ 飛ふことを知り
世界を見渡せる場所に浮かふ

どうか出てきて俺に触れてくれ
俺は独り 裸で白い雨の中
俺は独り裸で渦巻く星の中

涙が、きらめく虹色のオパールみたいだと
どうして今まで感じなかったのか
まばゆい太陽のもと体横たえ
俺は考えるのを止め、すべてたた感じてみる
確かなものは
無数の死の彼方に