タイトル | : 薪集め |
記事No | : 188 |
投稿日 | : 2005/10/14(Fri) 09:10:28 |
投稿者 | : 管理人-アリ |
私がだいたい週一で滞在する家が神奈川の端っこの藤野町にあります。 そこは、神奈川といってもほぼ山梨県と隣接した地域なんですが。
その家は冬場の暖房は薪ストーブなのです。 一応、エアコン設備も付いているのですが、こわれたまま使わずにいます。 デンマーク製という大きなストーブで、耐火ガラスの窓が付いていて中の炎が 見える構造になっていて、暖炉のような風情があります。 ただ、なにしろ薪ストーブですから、薪が必要です。 薪を集めなくてはなりません。売っている薪なんて高くてとても手が出ないので 近所の林や山から拾ってきて、切って、割ってという作業が必要なんです。 幸い、東京と違って、近所に割と落ちているんです。運ぶのは大変なんですが 今時、薪ストーブ使ってる人など居ないので、探せばいくらでも朽ちた木の枝などが 見つかります。お金を払う代わりに労力がいるので、現代では普通、金を払って石油、 電気などですますでしょうね。
木を燃すと炭酸ガスが出ます。温暖化の原因とされる炭酸ガスです。 しかし、こういう草木を燃す事は、実際は炭酸ガス増加の原因ではありません。 なぜなら、それが生きている間にたくさんの炭酸ガスを吸い込み、酸素を出して いますよね。 だから、割り箸を燃すことが温暖化の原因という意見には、ちょっと 組する気にはなりません。
問題は、今と地上の空気中の組成バランスが違っていた時期の植物が長年の眠りから起こされ 化石燃料として使われている事じゃないかと思っています。 そこに潜在的に多く吸収されて、そのままタイムカプセルのように保存されていた炭酸ガスを 燃す事によって解放してしまうという事ではないでしょうか。 まだ、人間がいなかった時代の空気の組成に戻っていってるのではという懸念は、日々 増しています。 このまま石油、石炭、天然ガスなどを使い切るまで進むようでは、冗談ではなく人類は破滅でしょうね。 せいぜい、何十年から数百年スパーンの欲望の果てに滅亡したとなると、「愚」という結論になりそうで イヤですね。
|